日本の国宝に指定された「夢遊桃源図」、13年ぶりソウルへ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.29 16:52
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15世紀の朝鮮の詩・書・画の最高境地を見せる「夢遊桃源図」が1996年以来13年ぶりに国内で展示された。 天理大がほとんど公開しないこの作品の展示のために外交部も努力した。 [天理大学図書館提供] |
朝鮮王朝の純宗が「名君は民とともに楽しんだ」として昌慶宮(チャンギョングン)内に設置した動物園・植物園と帝室博物館を一般人に開放したのが1909年11月1日。 その時から韓国博物館の歴史が始まった。 その100年を概括する「韓国博物館開館100周年記念特別展」が28日、ソウル竜山(ヨンサン)国立中央博物館企画展示室で開幕した。 展示物150余点のうち国宝・宝物は55点にのぼる。
◇海を渡ってきた宝物=日本天理大が所蔵する安堅(アンギョン)の「夢遊桃源図」がやはり最も目を引く。 朝鮮世宗(セジョン)の最高の画家だった安堅が安平大君の要請を受けて描いた絵に、安平大君・申叔舟(シン・スクジュ)・金宗瑞(キム・ジョンソ)、朴彭年(パク・ペンニョン)など当代の文士21人の詩と文を綴った作品だ。 2つの巻き物になった作品は全長112メートルにもなる。 このうち絵画が占める部分は横1メートルにすぎない。