韓国、出口戦略の国際協調を主張…「早期緊縮」の声も沈静化か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.07 09:10
主要20カ国・地域(G20)の財相と中央銀行総裁が5日、経済回復が確かなものになる時まで拡張的金融・財政政策を維持することで合意した。特に金利引き上げや財政緊縮のような「出口戦略」の施行は時期尚早という認識で一致した。また出口戦略を進める時は国際協調を通じて行うことにした。
こうしたことから世界経済が回復の兆しを見せつつもドイツやフランスなどを中心に提起されてきた出口戦略の早期施行論はひとまず水面下に潜ることになった。1930年代の大恐慌と90年代の日本の景気不況の際に性急な出口戦略が経済をより沈滞に落とし入れたという点と、依然として世界経済の不確実性が多いという判断によるものだ。豪州のタナー予算行政相は、「100メートルを全力疾走してきたが、ゴールしてみたらマラソンをしている状況だ」と述べた。