【その時の今日】マッカーサー司令官、天皇の戦争責任に免罪符
ダグラス・マッカーサー米陸軍元帥(1880-1964)は、45年8月29日から51年4月11日まで「外人将軍」と呼ばれるほど強大な権限を行使し戦後日本の下図を描いた、日本占領連合軍の最高司令官だった。
同氏は赴任直後に財閥の解体と陸・海軍省の廃止を断行し、平和憲法を作って軍国主義体制を解体した。「戦後、日本人は歴史に残るに値する偉大な改革を行った。不屈の意志、学びへの熱望、そして驚くべき吸収力を見せた彼らは、個人の自由と尊厳という高い高地に向かって献身、戦争の灰の山から日本を立ち上がらせた。ひいては政治道義の進展、企業活動の自由、そして社会正義に奉仕する、真に国民を代表する政府を創り出した」--。