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李大統領「北、核放棄すれば確実に支援」

2009.09.02 07:32
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与党役員が1日に伝えたところによると、李明博(イ・ミョンバク MB)大統領は先月23日、故金大中(キム・デジュン)元大統領の弔問に訪れた北朝鮮の特使弔問団に「現政権はこの10年間の政権とも、その前の20年にわたる政権とも異なる」と述べた。

同コメントは現政権の対北政策の基調を説明したもので、「核兵器をあきらめれば北朝鮮の経済開発に向け確実な支援を行う」という趣旨の説明を行う際に付け加えた内容だという。同役員の説明によると、李大統領が話した「この10年」は「太陽(包容)政策」に基づき北朝鮮への支援を先行させた金大中、盧武鉉(ノ・ムヒョン)両政権(98~08年)を意味する。

 
「その前の20年」は北朝鮮に対し強硬策を固守した全斗煥(チョン・ドゥファン)政権や盧泰愚(ノ・テウ)、金泳三(キム・ヨンサム)両政権(81-98年)を意味するという。また李大統領は同じ趣旨から弔問団に「世界がどれだけ速いスピードで変化しているかを見てみるべき。北朝鮮も変わらねばならない。北朝鮮が意志を見せれば、韓国が助ける」と話した。

同役員によると、続いて李大統領は「私の意思を金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長に伝えてほしい」と、弔問団長の金己男(キム・キナム)朝鮮労働党書記に数回にわたり要請した。一方、金書記は当時拘束中だった「ヨンアン800号」の船員らについて「李大統領が望む日に解放する」と話したもようだ。

李大統領は「国際法の手続きによってきちんと処理してほしい」とのみコメントした。すでに金委員長が先月16日、現代(ヒョンデ)グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長と会って「ヨンアン号を解放することを軍部に指示した」と話したことを李大統領が知っていたため、淡々とした反応を見せたということだ。

◇今日にも青瓦台秘書官人事へ=李大統領は1日、前日に新任を内定、発表した青瓦台(チョンワデ、大統領府)首席や特別補佐役ら10人に任命状を授けた。特に李大統領は陳泳坤(ジン・ヨンゴン)社会政策首席秘書官に「秋から初冬にかけ新型インフルエンザが広がる恐れがあるから、取り組みに万全を期してほしい」と指示した。授与式には任命者の夫人らも同席した。新任のパク・ソンギュ青瓦台スポークスマンは「早ければ2日にも青瓦台の人事が発表される」とし「更迭または所属を移す秘書官がおよそ10人にのぼる」と伝えた。


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