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検察、「論文ねつ造」の黄禹錫元教授に懲役4年求刑

2009.08.25 08:14
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胚性幹細胞(ES細胞)研究過程で実用化の可能性を膨らませて研究費をだまし取った容疑などで在宅起訴された黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大獣医部教授に対し、検察が懲役4年を求刑した。

 
ソウル中央地裁で開かれた公判で、ソウル中央地検特別捜査チームは「正しくない研究態度と欲から実験データと論文をねつ造し、研究費を横領したことが43回にわたる公判で立証された」とし、このように求刑した。

黄元教授は04-05年にサイエンス誌にねつ造した論文を発表した後、企業から約28億ウォン(約2億円)の研究費を受け取り、卵子を不法に売買した容疑で06年5月に在宅起訴された。

検察はこの日、「黄元教授の研究成果ねつ造による国民的な喪失感は大きく、国家イメージも失墜した」とし「学界の慢性的な研究不正行為を防ぐために法の審判が必要だ」と明らかにした。

これに対し黄元教授の弁護人は「研究過程を徹底的に管理できなかった点については犯した罪の処分を待つが、刑事的処罰を受けるのは不当」と反論した。

黄元教授は最後の陳述で「およそ3年間にわたる裁判で、捜査または裁判過程にいる一部の社会の指導層がなぜ極端な選択をするのか理解できた」とし「自分の研究チームに詐欺師集団という烙印が押され、深刻な混乱に苦しめられた。これから科学者としての姿勢を真っ直ぐに保ち、最後の情熱を成し遂げるのに人生をかけたい」と述べた。

黄元教授とともに起訴された李柄千(イ・ビョンチョン)ソウル大教授と姜成根(カン・ソングン)元ソウル大教授にはそれぞれ懲役1年6月、尹賢洙(ユン・ヒョンス)漢陽大教授には懲役1年、キム・ソンジョン元ミズメディ病院研究員には懲役3年、チャン・サンシク・ハンナ婦人科院長には懲役10月・執行猶予2年が求刑された。

裁判が開かれた417号大法廷には約300人の黄禹錫元教授の支持者と取材陣が集まり混雑した。検察が黄元教授に求刑した際、法廷の後方である支持者は「笑わせるな」と大声を上げ、裁判がしばらく中断する場面もあった。宣告公判は10月19日午後2時に開かれる予定。


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