<日本8・30総選挙>衆議院の任期は4年…内閣構成
二院制を取っている日本の議会は米国の上院に相当する参議院と下院に相当する衆議院で構成される。衆議院の定員は480人だ。300の小選挙区から1人ずつ合わせて300人、11区域から6~29人を選ぶ比例代表区から180人を選出する。任期は4年だが、首相はいつでも衆議院を開催できるため短くなることもある。6年の任期が保障されている参議院は全国区146人と地方区96人の242人だ。
参議院が任期の保障を受ける代わりに、衆議院は実質的な権限を持つ。衆議院で通過した法案が参議院で否決されるなど両院間の意見が分かれる場合には衆議院で再議決し3分の2以上が賛成すれば法案が通過される。首相と閣僚もほとんどが衆議院から選ばれる。今回の選挙で自民党は326人、民主党は284人を公認した。このほか公明党、共産党、社民党、国民新党などと無所属を合わせると1300人余りが出馬する。