「北がオープンマインドで対話に臨むことを望んでいる。北朝鮮が核を放棄すれば、経済と国民生活を画期的に向上させる国際社会の協力を実行することができる。南北(韓国・北朝鮮)経済共同体に向けた高位級会議を設け、経済支援のほか教育、インフラ整備など5大開発プロジェクトを進める。南北間の通常兵器の削減交渉にも応じる--。
語調をより和らげたものの、北朝鮮の核放棄が前提になるという原則は維持するという断固としたメッセージが盛り込まれたコメントだった。李明博(イ・ミョンバク)大統領は解放(独立)64年を祝う「光復節」の記念式典で、演説の最後に「北朝鮮当局に懇切に求める」とし、比較的柔らかいトーンで北朝鮮問題に触れはじめた。