金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の21号官邸と推定される建物の衛星写真を公開した米国エコノミスト、カーチス・メルビン氏は、自分のインターネットブログにその周辺の施設物がひと目で見られる写真(A)も載せた。インターネット検索サイトGoogleを通じて探し出したものだ。メルビン氏は写真と北朝鮮に精通した人物たちから収集した情報を根拠にこの施設物がすべて金委員長専用だと主張した。メルビン氏は最近、米国CNNとイギリスBBC放送などに出演し「北朝鮮内の消息筋を通じて金委員長が衛星写真にある建物を使っているということを確認した」と述べた。それによれば写真中の主要空間の用途は次の通りだ。
①本館。金委員長が居住する所。②プール。長さ50メートル国際規格プールがあり、スライダー(すべり台)も設置。③競馬場。競走トラックが見え、トラック上には観覧用施設も。④馬場。馬を管理する馬屋など関連施設と乗馬練習のための空間が見える。⑤検問所。官邸に入って行く出入口と見られる地点に検問所施設がある。⑥地下鉄路入口。外部に繋がった電車がこの地点からトンネルに入って行き、本館近くまで地下で繋がっているものと推定。⑦金委員長専用列車車庫。金委員長は北朝鮮内はもちろん中国までも専用の列車を主に利用する。⑧地下施設出入口。官邸を取り巻く丘の内部に入って行く出入口--と見られる。