日本のＪリーグがＦＣソウルの奇誠庸（キ・ソンヨン、２０）に関心を示している。

スポーツ報知は３日、横浜マリノスが奇誠庸の獲得を打診していると報じた。横浜は代理人を通じ、奇誠庸の完全移籍を進めており、近く本格交渉に入る見通しだ。移籍料は３５０万ドルに上ると予想される。

横浜が奇誠庸の移籍を進めるのは、中村俊輔（３０、エスパニョール）取りに失敗したためとみられる。横浜はミッドフィルダーの補強に失敗したことで競技力が落ち、今シーズンは６勝７敗７分けで１１位となっている。

奇誠庸は欧州への移籍を強く望んでいる。しかしこれがうまく行かない場合には朴智星（パク・チソン）のようにＪリーグを経て欧州に進出することについても考えている。Ｊリーグでは横浜以外にも奇誠庸に関心を示すチームが２～３チームあるという。

ＦＣソウルのカン・ミョンウォン支援チーム長は、「奇誠庸に関心を持つ日本のチームがあるという話は聞いたことがある。しかし具体的に移籍の提案が来たところはない。移籍提案が来てもＪリーグに奇誠庸を送るのが望ましいかについては疑問」と話している。李青龍（イ・チョンヨン）が抜けた状況で奇誠庸まで移籍した場合、ＦＣソウルは激しい戦力の空白を埋められなくなる。

ＦＣソウルは李栄杓（イ・ヨンピョ）、金東進（キム・ドンジン）、李青龍ら欧州に移籍を進める選手には比較的自由な道を開いてきた。しかしまだ日本のＪリーグに主軸選手を移籍させたことはない。横浜は柳想鉄（ユ・サンチョル）、と安貞桓（アン・ジョンファン）ら韓国人選手が活躍した経験があり、現在も金根煥（キム・グンファン）、丁東好（チョン・ドンホ）が所属している。


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