オバマ米大統領が最新鋭ステルス戦闘機「F-22ラプター」の追加生産について拒否権を発動する方針だと朝日新聞が16日に報じた。
米国防総省のモレル報道官は15日、「米国の外部リスク対処には現在生産された187機で充分だ」としてF-22の生産中止の方針を変更しないと発表した。モレル報道官は、「輸出仕様を開発するには非常に高額となる」として日本が進めてきた輸出要請を拒否した。その上で、「日本はF-22を購入する資金で卓越した性能を持つF-35を共同開発すればよいだろう」と述べた。F-22は1機当たり1億4000万ドルに達する。