原発で燃焼後に残る放射性廃棄物をリサイクルする(2)
使用済み核燃料の中には▽燃焼前になかったプルトニウム(0.9%)▽アメリシウム、キュリウム、ネプツニウムなど猛毒性核物質(0.1%)▽放射線は多くないが土壌を汚染するヨード129とテクネシウム99(0.1%)▽多くの放射線を放出するセシウムとストロンチウム(0.3%)が含まれている。これら1.4%を除いた残り98.6%は核兵器を作れず、自然に害を与えない物質だ。
パイロプロセッシングはプルトニウムとネプツニウムなど猛毒性元素が混合された1%と、セシウムとストロンチウム、また95.6%のウランをそれぞれの塊に分離して取り出す技術だ。