「北にニンジンはない」…軍事対応の度強める米国(1)
米ホワイトハウスは22日(現地時間)、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを追加で発射する可能性に備え、米国を保護するためのあらゆる予備措置を取っていると明らかにした。
ホワイトハウスのギプス報道官はこの日、定例ブリーフィングを行い「北朝鮮や世界からの脅威に備え、米政府は必要とされるすべての予防措置を取っている」と強調した。また「米国民を保護するのは大統領の第一の課題」とした上で「(予防に向けた)諸措置を取った、あるいは取っている」と繰り返し強調した。
北朝鮮の挑発行為に厳しく取り組んでいくというオバマ大統領の強い意志を示したものだ。米国が実行中の予防措置の輪郭は米メディアを通じてはっきりしてきている。▽空中配備レーザー・ABL(Airborne Laser)を用いたミサイル迎撃の実験▽大量破壊兵器(WMD)を積み込んだと疑われる北朝鮮船舶「カンナム」への追跡▽ハワイでのミサイル防衛(MD)システムづくり--などだ。