以下は主要制裁内容
◆北朝鮮往来船舶の検索=安保理は各国領海に核とミサイル開発関連部品を積んだと疑われる北朝鮮往来船舶が現れたら義務的に検索するようにした。また船積み国の同意を得る条件で航海上での検索もできるようにした。今回の制裁決議案導出過程で最も難航した項目のひとつが北朝鮮往来船舶に対する検索問題だった。前回の安保理決議1718号でも同様の規定があった。核・ミサイル開発と関連した「貨物」に対し必要な場合に調査できるという内容だった。しかし今回は「疑われる船舶を検索しなくてはならない」という表現が使われた。米国政府も先月25日の2回目の核実験が強行されるとすぐさま北朝鮮往来船舶に対する検索案を貫徹させるとして乗り出した。航海上で北朝鮮を行き来する船を強制的に停止させ検索すれば事実上北朝鮮の貿易を統制することができるとみたものだ。このため北朝鮮の伝統的友邦である中国は北朝鮮を過度に刺激する懸念があるとして反対し、結局は船積み国の同意がなくてはならないという線で妥協したという。