日本水準でLNGを輸入していればガス公社の損失は少なかった(2)
◆なぜ高く輸入したのか=ガス公社が10年前にLNG価格が安かった機会を逃したためだ。当時国際原油価格は1バレル当たり20ドル以下に下がりLNG価格も下がった。その時に政府はガス公社を輸入・配管網・卸売り部門などにわけて民間への売却を進めていた。これにかかりきりとなっていたためにLNGを安く長期輸入する契約を進めるのが困難だったいうのがガス公社の説明だ。
誠信女子大学の姜錫勲(カン・ソクフン)教授は、「公企業が本来の役割を忘れ生存のために努力したがその負担を国民に回しているもの」と指摘した。