韓国・ASEAN首脳会議、「新アジア外交構想」具体化の舞台
1日に済州道(チェジュド)の西帰浦(ソグィポ)国際コンベンションセンターで開幕する韓国・東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議は、李明博(イ・ミョンバク)大統領の「新アジア外交構想」が具体化する舞台だ。3月にインドネシア訪問中に李大統領は、「周辺4大国にだけ偏っていた外交の地平をアジア各国に拡大したい」と新たな外交姿勢を投げかけた。要約すれば、「国際問題や経済問題においてアジア域内の協力ネットワークを主導し、アジアの新たなリーダーシップとしての役割を果たそう」というものだ。「アジア各国が中国や日本に警戒心を持っているのと異なり、韓国は相対的にアジア各国と協力する空間が大きい」という李大統領の普段の考えが背景にある。これまでも国内で開かれたことはあるが、韓国が主導して主催した多者会談としては今回の特別首脳会談が最大規模だ。
東南アジアは現在建設の最高経営責任者(CEO)出身の李大統領が「ひよっこ社員」のころにこの地域を回り人脈を広げてきたところでもある。