北朝鮮の核実験について専門家らは概ね、「体制生き残りのための対外交渉カード」と口をそろえている。核実験強行が北朝鮮の独自核開発ロードマップに従ったものであり、結局は米オバマ政権との交渉力を高めるためのものとの分析だ。体制整備の効果もあるとの説明だ。
◆「技術力完成まで続くだろう」=北朝鮮の核実験について、「予想されていたもので、北朝鮮の独自核開発ロードマップにより技術的に必要だった実験」との分析が優勢だ。高麗(コリョ)大学国際大学院のキム・ソンハン教授は、「北朝鮮は自分たちの目標に成功するまで核実験とミサイル発射を続けるだろう。現在は目標値の30~40%水準の技術力を持っているものとみられる」と述べた。外交安保研究院の尹徳敏(ユン・ドクミン)教授も、「大きく見れば北朝鮮は20年間核開発を継続してきた。核実験で完全なデータを得るためには1回目の実験の際の核成分が実験場からなくなるまで2~3年の期間が必要で、今回の実験は北朝鮮の立場からは適時に行われたもの」と説明した。