国内の語学学校に就職し入国した米国・カナダの英語講師14人が集団で新型インフルエンザに感染していたことが明らかになった。またニューヨークから入国した同胞の子ども3人が新型インフルエンザの患者と確認された。これで国内の新型インフルエンザ患者は21人に増えた。このほか米国人講師1人が推定患者に分類された。講師らは同時期に入国し同じオフィステルに住んでいたため感染者はさらに増える見込みだ。特に彼らは入国後に自由に出歩いていたことがわかり、地域社会への拡散が懸念される。
疾病管理本部の全柄律(チョン・ビョンユル)伝染病対応センター長は24日、「23日に新型インフルエンザと確認された米国人女性Aさん(23)と同じオフィステルに居住する外国人講師ら接触者65人を追跡調査した結果、23日に5人、24日に8人が確定患者と確認された」と発表した。Aさんは米国滞在時から症状を見せていたが、仁川(インチョン)空港で入国する際にこれを伝えておらず、検疫質問書もまともに作成していなかった。こうした状態で国内で一緒に生活していた他の講師らにウイルスが広まったものとみられる。14人の講師のうち在米韓国人2人、在カナダ韓国人1人が含まれている。