中国の裁判所「日本大使・韓国公使、情報活動の見返り受け取る」
朝日新聞が14日報じたところによると、宮本雄二・駐中日本大使が国家機密漏洩(ろうえい)罪で懲役18年の実刑判決を受けた元新華社通信外事局長の虞家復被告(62)に対し、情報提供の見返りとして計20万7000元(約300万円)を渡した、と判決で認定されたことが分かった。
同紙によると、北京市第2中級人民法院(地裁)は今月5日に出した判決で「虞被告は06年9月から07年7月にかけ、宮本大使に中国の外交政策に関する情報を伝え、金を受け取った。情報の中には、06年10月に北朝鮮が核実験に踏み込んだことに関し、北朝鮮への送金停止など中国の措置について情報を提供した内容も含まれていた」としている。