先月10日、ハンさん(60)は仁川(インチョン)空港に到着し、税関の職員に税関申告書を出した。 ハンさんが出した申告書には「申告の必要なし」と記載されていた。 そのまま通過しようとしていたハンさんを税関の職員が引き止めた。 職員はハンさんのかばんを荷物検査台に置かせた。 突然ハンさんは別の申告書を税関職員に出した。 「1145万円(約1億4000万ウォン)を保持」と書かれていた。 「間違って別の申告書を出してしまった」と告げた。 ハンさんは外貨の搬入を隠すためかばんを機内に持ち込んでいた。 しかし税関職員の目をごまかずことはできなかった。
仁川空港税関のソ・デソク旅行者情報分析課長は「最初に提出した申告書に日本円の搬入を記載しなかったため密搬入したことになる」とし「保有額の約10%の1400万ウォンを罰金として支払うことになった」と説明した。 日本で事業をしているハンさんは円高ウォン安を受け、国内の株式に投資するため日本円を持ち込もうとしたことが確認された。