統一研究院が27日に発刊した「2009年・北朝鮮の人権白書」によると、北朝鮮では韓国のドラマなどを視聴する人が増えていて、韓国のビデオ、CDを取り締まる別の組織まで設けられた。
統一研究院が毎年発刊する同白書は、脱北者の証言などをもとに、北朝鮮人権の実態をまとめたもので、人権の状況とともに北朝鮮の一般住民の生活ぶりもうかがうことができる。白書によると、脱北者は「韓国のドラマを収録して販売する人々を通じ『冬のソナタ』『ホテリアー』『秋の童話』を見た」「平壌(ピョンヤン)でも親しい友達同士で韓国の映画を見るのが流行っている」「『青春の罠』が記憶に残る韓国のドラマ」などと話している。