ワタリガニ漁が盛況な仁川・延坪島(インチョン・ヨンピョンド)の漁場に、しばらく姿を消していた中国漁船がまた集まってきている。
海上警察が22日に明らかにしたところによると、20日に今年初めて北方限界線(NLL)近くに現れた中国漁船は、22日には130隻の巨大船団となった。昨年秋のシーズン以降、延坪島海域から姿を消していた中国漁船が5カ月ぶりに出没しているのだ。中国漁船は主にNLLと操業統制線の間の海域に集まり違法操業を行っている。このため豊漁が期待される延坪ワタリガニの種が絶えるとの懸念も出ている。延坪ワタリガニはNLLと漁労限界線の間の海域で産卵・成長した後に南下する。