「人質カード」握る北、ミサイル発射後まで備える狙い?(1)
北朝鮮は31日、拘束中の米国女性記者2人について、裁判に持ち込む方針を決めたと公開した。北朝鮮の開城(ケソン)工業団地内に抑留中の現代峨山(ヒョンデ・アサン)の職員に対しても、重大な犯罪として扱う可能性を示唆した。
これを受け、北朝鮮がミサイル発射(4-8日と予告)以降に醸成される局面で、これらを人質とした「外交カード」を使うのではという見方も出ている。韓国と米国の出方を踏まえ、抑留中の人々への釈放または長期収監の可能性を示しつつ、局面を有利に展開させようとする「陽動作戦」を仕掛けているということだ。