羽を集めて蝋で付けて翼を作ってやった父は息子にあまり高く飛び過ぎないよう忠告した。 しかし翼をつけた息子はもっと高く飛んでみたかった。 息子は太陽に向かって飛んで行ったが、蝋が溶けて墜落してしまう。 このギリシャ神話は、理想は必ず現実の検証が必要だということを語っている。 太陽(包容)政策という理想は現実検証で蝋の翼のように溶けて墜落した。 金剛山(クムガンサン)観光、開城(ケソン)工業団地…。 観光料金でも渡せば気が和らぐだろう、北朝鮮労働者の手に賃金でも握らせれば態度が変わるだろう…。 しかし観光客を殺し、工業団地の韓国人を拘束するという、理解できないことが起こった。
北朝鮮の核を防ぐために6カ国協議を行い、ミサイルを作れないよう何々プロセスという名前も難しい会談をしたが、すべて水の泡になった。 実際6カ国協議のような偽善的な会談があるだろうか。 北朝鮮はすでに私生児を産んで裏の部屋で育てているにもかかわらず、妊娠できないようにする方途は何か、妊娠しても子は産めないようにすべきだと会談している…。 ミサイルも同じだ。 弾頭は太平洋に飛んでいるのに「発射すれば対話で解決するしかない」というのが精一杯だ。