普通の結核治療用抗生物質で治らない「スーパー結核」患者が国内に238人いることが確認された。29日、健康保険公団が国会保健福祉家族委員会のチェ・ヨンヒ(民主党)議員に提出した資料によると、昨年、結核治療用抗生物質であるアイナとリファンピンに対して耐性ができた「耐性結核(MDR-TB)」で治療を受けた患者が2387人だった。また238人(一部重複)アイナとリファンピンだけではなく、最近出たキノロン系抗生物質まで耐性ができた「広範囲耐性結核(XDR-TB)」、すなわち「スーパー結核」患者だった。国内でスーパー結核患者数が診療記録で確認されたのは今回が初めてだ。
スーパー結核は根本的な治療剤がなく、死亡する割合が高い。昨年11月、ソウル峨山病院呼吸器内科シム・テソン教授チームが国内耐性結核患者を追跡調査した結果「スーパー結核」患者75人のうちの半分は3~7年の追跡調査期間に死亡した。