仁川(インチョン)航空交通管制センターのレーダーには、空を飛ぶ航空機が点で表記される。今月5日以降、北朝鮮航路を利用する航空機が急減し、北朝鮮領空を示すレーダーの画面はがらんとしている。韓国領空では常に約100の点がにぎわっているのとは対照的だ。
ハン・パンシク管制課長は「北朝鮮領空の点は急減したが、万一の事態に備え、24時間特別空域監視システムを維持している」と強調した。韓国領空の区域では通常、管制担当者1人が航空機3、4機を担当する。しかし北朝鮮領空に隣接した区域には、経歴10年以上のベテラン3人が密着している。