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北の対応打撃1回目の目標は東海の米海軍イージス艦(1)

2009.03.11 14:55
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北朝鮮軍総参謀部のスポークスマンは9日、声明を通じ「北朝鮮が平和目的から打ち上げる人工衛星を迎撃するのは、即ち戦争を意味する」と発表した。続いて「(米国が迎撃すれば)最も威力のある軍事的な手段により、即刻の対応打撃に乗り出す」と明らかにした。

 
長距離弾道ミサイルのテポドン2号を、「光明星(クァンミョンソン)2号という人工衛星を搭載した発射体だ」として、米国の迎撃を「主権侵害」と見なし、対応するというのが北朝鮮の主張だ。実際、米国がテポドン2号をイージス艦などを通じ迎撃する場合、北朝鮮が行う対応打撃の範囲は果たしてどのくらいだろうか。

米国と日本は、北朝鮮が打ち上げるテポドン2号が人工衛星である場合も「米国を脅威できるミサイル」と見なしている。したがって▽東海(トンへ、日本名・日本海)で活動している米海軍イージス艦のスタンダード・ミサイル3(SM-3)▽米アラスカ州フォート・グリーリー基地などに配備された地上迎撃ミサイル(GBI)--で迎撃するという腹案だ。

当局によると、北朝鮮が打ち上げたテポドン2号に対し、米海軍が東海のイージス艦で「SM-3」5発を発射する場合、迎撃の成功率は99.9%にのぼる。この場合、北朝鮮の対応は容易ではない。北朝鮮が1回目のターゲットにできるのは、東海上にある米海軍のイージス艦だ。スカッドC(射程550キロメートル)またはロドン(射程1500キロメートル)で到達できる距離ではある。

しかし専門家によると、スカッドCとロドンの誤差半径が大きく、イージス艦に命中する可能性は低い。その上、イージス艦にはミサイルを迎撃できるSM-3が搭載されていて、自主的な防衛力も備えている。


北の対応打撃2回目の目標は在日米軍とグアム島基地(2)

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