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金賢姫元工作員「田口さんとは姉妹のように過ごした」(1)

2009.03.11 14:47
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「1978-1979年ごろ日本で拉致された日本人女性教員・李恩恵(リ・ウネ、金日成と金正日の恩恵を受けたとして北朝鮮で付けられた仮名)と生活していた」。

 
大韓航空機爆破犯の金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員が89年2月、検察の調査で明らかにした李恩恵との関係だ。 李恩恵は、日本政府が北朝鮮に拉致されたと主張する日本人女性・田口八重子さんだ。

北朝鮮側は‘李恩恵’は‘ねつ造された人物’であり、田口という日本人女性は1986年に死亡した、と主張している。 しかし金元工作員は1月中旬、NHKとの電話インタビューで自分に日本語を教えた李恩恵が1978年に行方不明(当時22歳)になった日本人・田口八重子さんであることを改めて確認し、「『田口が1986年に死亡した』という北朝鮮の主張は偽り」と述べた。

金元工作員は北朝鮮側の主張について「北朝鮮の機密を知っている日本人拉致被害者を帰国させれば、北朝鮮の工作機関や工作員に関する情報が外部にもれる恐れがあるため‘死亡した’と話していると思う」と述べた。

こうした中、金元工作員は11日午前、釜山(プサン)BEXCOで田口さんの家族に会った。 金元工作員と田口さんの家族の面談は、金元工作員が日本メディアとのインタビューで「田口さんの家族に会いたい」という考えを表明し、田口さんの家族もこれを受け入れたことで実現した。 金元工作員が公開席上に姿を現したのは97年以来12年ぶりとなる。


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