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【社説】若者の命を奪う飲酒文化を根絶しよう

2009.03.09 17:18
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大学のニューフェースが酒のために命を失うという事件が今年も繰り返された。江陵(カンヌン)と仁川(インチョン)にある大学の学生2人が新入生歓迎会で飲み過ぎた後、転落事故で死亡した。新入生の飲酒事故を防ごうと政府と大学が努力しているが、まだ大学街の誤った飲酒慣行を根絶するには至っていない。これ以上の事故を防ぐには、キャンパスに健全な飲酒文化を定着させなければならない。

全在姫(チョン・ジェヒ)保健福祉家族部長官が全国大学総学生会長あてに手紙を送り、協力を要請した。福祉部は各大学に節酒サークルが生じるよう予算も支援する予定だ。しかし何よりも重要なのは教育を通して酒の弊害を正確に知らせることだ。事実上、少なくない中高校生が飲酒を経験している点を考慮すると、教育の時期は早ければ早いほどよい。性暴行予防教育のように飲酒および喫煙予防教育も義務的に実施する必要がある。誤った飲酒習慣は一生続く。家庭と学校であらかじめ節酒を教えてこそ、子どもたちの生涯の健康を守ることができる。

 
酒による被害は個人の次元で終わらない。飲酒関連の病気のために支出される健康保険など社会的損失額は年間20兆ウォン(約1兆3000億円)を超えるという。国内アルコール中毒者の比率も世界最高水準だ。若者の無念の死が韓国社会の無分別な飲酒文化の警鐘になることを願う。

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