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3Mや三洋電機押さえ世界トップの韓国企業とは?

2009.03.06 08:04
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三星(サムスン)経済研究所が韓国の世界トップの部品メーカーを紹介した。

同研究所のイ・チホ首席研究員は5日、「SERI CEO」の会員向けに制作された動画コンテンツ「一流に向けた挑戦、韓国の部品企業」で、「円高で国内の電子メーカーが苦しんでいるが、これを機会として売り上げを増やしている企業がある」とし、技術力を基に世界市場で独歩的な立場を固めている国内中堅部品メーカーとして、IM、アモテック、ミレナノテックを挙げた。

 
イ研究員によると、IMはDVDディスクの情報を読み取る光ピックアップ市場でこの10年間にわたり不動の1位の座を維持していた三洋電機を超えた。IMは昨年第3四半期にシェア29.4%を記録し、三洋電機の27%、ソニーの19%など日本のメーカーを追い越している。こうした成功はDVD部品に対するたゆまぬ研究開発の成果だ。IMはすでに次世代DVDのブルーレイディスク用の光ピックアップ開発を進めている。

アップルのヒット商品となった「iPhone」には韓国の部品メーカー、アモテックの製品が使われている。携帯電話の静電気防止部品のチップバリスタを生産するアモテックは、品質が認められアップル、三星電子、LG電子、モトローラなどに製品を大量に供給している。こうした成果でアモテックは最近、日本のTDK、独EPCOS、米AVXなどそうそうたる競合メーカーを押さえ世界市場でシェア1位を獲得した。

ミレナノテックは液晶パネルの裏面からきれいな映像が見られるよう均等に光を照らすバックライトユニットの核心部品となる光学フィルムでスリーエムの独占を破った。光学フィルムはバックライトユニットの性能を調節して画面の鮮明度を高める役割をする部品。数年前までスリーエムが多くの特許で障壁を作り競合の参入を防いでいた。ミレナノテックはしかし、スリーエムとまったく異なる形態の光学フィルム「UTE」を独自に開発し昨年2月からシャープに納品している。

イ研究員は、「日本企業が自国製や中国製部品より技術力と価格競争力がある韓国製品を好んでいる」と話している。

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