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【噴水台】足寒

2009.02.26 14:26
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世間の権力に酔って思いきり豪奢をきわめた楚の国の王、希範には牽制が必要だった。彼の機嫌を取るためにいっそう質素な生活をしていた楚の国の民たちから税金をもっと収めさせようと主張する臣下もいた。

王の贅沢欲を満足させるために苦難を経験しなければならなかった民たちは住んでいた家と農地を捨てて1人ずつ2人ずつ去りはじめた。それでも「地があれば穀食は出る」と、王は黄金で飾った竜と武器を作るぜいたくぶりをみせる。

タク・パルハンという臣下がしゃしゃり出た。彼が述べた諫言の核心はこうだ。「足が冷たければ心が痛み、民が恨みを抱けば国が傷つく」(足寒傷心、民怨傷国)ということ。諺を引用したが国の根幹である民の心に怨気が積もれば国が危なくなるという内容だ。「資治通鑑」にある一節だ。

東洋医学が人の健康を占う上でまず観察することは「頭は冷たいが足は温かい状態」(頭寒足熱)であるかどうかだ。頭は熱い気運が多く集まる所、足は反対にいちばん冷たくなりやすい部位だ。頭は太陽、足は地球にたとえることができる。したがって冷たい水の気運は頭の方に上り、熱い気運は冷たい足の方に下る水昇火降の状態が最も良い。

冷たい気運で、体にけがを負うことを避けるための「傷寒」の理論が東洋医学の核心だと見る人が多い。陰気が多く集まり冷たい気運でけがをしやすい所が足だ。特に冷たい足をもっと冷たくすることは病を誘発する近道であるわけだ。

地に頼って生きていくためにも人は足で踏んで立ち上がらなければならない。言わば足は人生の最も原初的ながら根を築く部分だ。こうした足が冷たくなれば民の心は痛むものであり、結局、国の運営も誤るというのがタク・パルハンの主張だ。

このごろ足が冷える人々の姿が多く目につく。世界的な経済危機が近づきながら生計を立てるために苦労を重ねる人がかなり増えた。家計の借金が688兆ウォンに達するという統計もおととい発表された。

国の経済はすぐにはよくなりにくい状況だ。暮らしむきが良くない人を助けることが重要な時だ。生活に疲れた人がますます増え、その心まで冷たくなれば韓国社会は危険と化す。政府の積極的な政策の用意と細心で緻密な執行が優先だ。足が冷えた人々にそばにいてあげる気持ちもまた必要な時である。

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