昨年第4四半期の成長率マイナス5.6% すべてがマイナスに(2)
昨年第4四半期の輸出は前四半期より11.9%減少した。輸出が減ったため工場の稼働が低下し、自然と雇用も減少した。雇用が減れば家計所得に影響を及ぼし、所得が減れば消費が減少する。昨年の民間消費が前四半期より4.8%減少したのもこうした理由からだ。消費が減ればまた企業の業績が悪化し、雇用と所得が減る悪影響を与える悪循環につながる。
問題はこうした傾向が当面は続くという公算が大きいことだ。韓国開発研究院(KDI)は今年の成長見通しを3.3%から0.7%に引き下げた。多くの専門家が今年のマイナス成長を予想している。LG経済研究院のイ・グンテ研究委員は、「景気下落の傾向が今年第1・第2四半期にも続けば企業の破産や個人破産、失業大乱が起きるかもしれない」と話している。