<取材日記>‘愛国心マーケティング’ 果たして通用するのか
国内のゴルフ場が「海外ゴルフを自制しよう」というキャンペーンを繰り広げている。 冬になると東南アジアなど暖かい国へ出て行くゴルファーを引き込もうという狙いのようだ。 ゴルフ場の社長らは最近、主要日刊紙に広告を載せている。 経済危機の克服を強調し、「海外ゴルフツアーで年間2兆ウォンの外貨が流出する」という内容だった。
228カ所のゴルフ場名が入ったこの広告は、国内ゴルフ場を利用すれば内需景気の活性化にもつながる、と訴えている。 一種の‘愛国マーケティング’だ。 厳しい国家経済を考えて国内で楽しもう、ということだ。 海外に出てお金を使うのは、その国の商品やサービスを買うということで、その国の経済を助けることになる。 各国が外国人観光客の誘致に力を注ぐのもこのためだ。