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<カバーストーリー>68万ウォンのスーツが5万ウォン…‘涙のセール’

2008.11.24 18:41
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 有名紳士服ブランド「トラッドクラブ」は最近、ロッテ百貨店で70-80%の割引イベントを行っている。 2カ月前に親会社のトラッドクラブ&21が不渡りを出し、在庫を処分しているのだ。 23日、ロッテ百貨店清涼里(チョンヤンリ)店では、60万ウォン台だったトラッドクラブのスーツが5万ウォン(約3500円)で販売されていた。 同社の営業担当パク・サンイル氏は「現金を確保する方法がなく、在庫処分セールをしている」と語った。

主要デパートでは衣類業者が相次いで「涙のセール」を始めている。 米国発の金融危機が内需分野に広がり、景気に敏感な衣類業者が相次いで破産しているからだ。 10年前の通貨危機当時と似た衣類業者の在庫処分が相次いで行われている。 安値で販売してでもすぐにも必要な資金を確保するためだ。 わずか1カ月前に出た新商品も50-70%割引で販売している。

 
「すべての製品が半額です。 早い者勝ちです」。先週末、ソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテ百貨店のヤングプラザ4階では販売員の声が響いていた。 カジュアルブランド「エムボリ」の店の真ん中にはダウンジャケット・ニットなどが山積みされていた。 「すべて冬の新商品です。 処分のため半値で販売しています」。9万9000ウォンのダウンジャケットは4万9500ウォン、18万ウォン台のジャケットは9万ウォン台だった。

14日から新商品を50-70%割引販売している「エムボリ」は、繊維会社のデグァン織物が3年前に出したカジュアルブランド。 生地の品質を前面に出して主要デパートなどに50以上の売り場を出したが、最近、同ブランドを中止することにした。 あるデパート衣類担当バイヤーは「グローバル景気沈滞で内需が冷え込み、赤字が膨らんでいるため、エムボリのブランドをあきらめ、繊維事業に集中することにしたと聞いている」と話した。

業界アナリストらは「景気沈滞が始まったばかりで、今後こうしたケースが次々と出てくるだろう」と予想している。 中堅カジュアルブランドの広報担当者は「新商品を半額で販売してでも現金を確保しようというブランドが多い。消費心理が冷え込むほど業界の割引競争は激しくなる」と話した。

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