ルノー三星(サムスン)自動車がマネジャークラス(課長・次長級)以上の管理職を対象に希望退職の実施を検討していると21日に明らかにした。これにより国内の完成車メーカーには減産に続き人員削減の嵐が吹き荒れる見通しだ。
ルノー三星は最近、仏ルノー本社が4000人の削減作業に入ったことから人員調整とコスト削減策を模索している。全従業員7600人のうちマネージャークラス以上は800人に達する。2000年にルノー三星自動車が設立されて以来希望退職を検討するのは初めてだ。会社関係者は、「生産職の従業員は希望退職の対象ではなく、賃金が高い管理職の削減を考慮している」と話している。
今月から生産ラインの残業と特別勤務をなくしたルノー三星は生産量調節のため一時的に工場稼動を中断することも積極的に検討している。