11月の国産車の国内販売は先月に比べ30%以上落ち込む見通しだ。輸入車販売も40%程度減少するものとみられる。米国から始まった金融危機による世界的な自動車販売不振が国内市場にも本格的に広がっている。
現代(ヒョンデ)自動車と起亜(キア)自動車によると、18日までの国内販売台数は前月に比べ35%と30%の減少となった。これにより現代自動車は今月2万5000~2万8000台を販売するものとみられる。新車投入効果で現代自動車よりも販売状況が良い起亜自動車は2万3000台前後と予想される。
GM大宇(デウ)、ルノー三星(サムスン)、双竜(サンヨン)の各社も、前月比で30%以上販売が落ち込んでいるという。このままだと11月の乗用車販売は合わせて6万台水準で、2000年以降の最低を記録する見通しだ。先月の国内販売は8万5989台だった。