プロ野球の韓国シリーズが終わったとたんに日本のスポーツ新聞は横浜とヤクルトが李恵践(イ・ヘチョン、29、斗山)の獲得に乗り出すという記事を出した。シリーズ中には横浜が李晋暎(イ・ジニョン、28、SK)を獲得する計画という報道も出てきた。日本の球団関係者は今シーズン中ずっと韓国に出入りしていた。特に9月26日には1日だけで巨人・阪神・横浜・ヤクルトの4球団の関係者がスカウトチームを連れて蚕室(チャムシル)球場を訪れた。
◆オリンピック効果=日本の球団と密接に交流するSKの金星根(キム・ソングン)監督は、「韓国が昨年のアジアシリーズ(コナミカップ)予選で日本シリーズ優勝チームの中日に勝ったときはみんなが驚いた。さらに五輪で日本に2回も勝つと韓国を見る目が変わった。日本は躍動的に発展する韓国野球を再評価している」と説明した。これまで日本は韓国の最高スターだけが活躍できるという優越感があった。1996年の宣銅烈(ソン・ドンヨル)、98年の李鍾範(イ・ジョンボム、以上中日)、2004年の李承燁(イ・スンヨプ、巨人)、2007年の李炳圭(イ・ビョンギュ、中日)などが年俸1億円以上を受け取り日本の舞台を踏んだ。しかし昨年三星(サムスン)で5勝7敗にとどまった林昌勇(イム・チャンヨン)が日本で33セーブを上げ、五輪では李晋暎が日本最高の抑え投手の藤川(阪神)から適時打を放ち、韓国で‘隠れた真珠’を探すための動きが本格化した。