銀行のドル不足の懸念からドルが急騰しているが、韓国系銀行の海外支店は在外僑胞の外貨預金を拒否している。関連規定と手続きが煩雑というのが理由だ。1ドルといえども外貨が必要な状況だが、机上の行政にしばられ貴重な‘外貨稼ぎ’を避けていることになる。
ニュージーランド・オークランドの僑民、チェ・ナムさんは、「国民銀行の支店を訪ねたが、韓国で口座を作ってこいと言われ諦めた。韓国はいま外貨が必要だというのに、海外僑胞が韓国の銀行を使えるよう改善してほしい」と要求した。
銀行は制度の違いのせいにしているが、事実とは異なる。支店と韓国本店との間で書類を数回やり取りするだけで可能だ。しかしほとんどの銀行は手続きが面倒だとしてサービスを提供する考えすらもしないでいる。