環境ホルモンと医薬物質は河川の汚染と生態系の乱れの主犯とされており、浄水場でもすべては除去できていない。韓国建設技術研究院の先端科学技術研究院のイ・サンホ博士のチームが、環境ホルモンと医薬物質を除去できる分子触媒と多機能性ナノ環境素材を開発したと23日に発表した。
このナノ環境素材(FeTsPc-アンバーライト)は環境ホルモンを吸着したり酸化させて除去する。またイオン交換機能を通じて水質を浄化する役割をするというのが研究チームの説明だ。こうした多機能を持つ環境素材は異なる特性を持っている複数の環境ホルモンと医薬物質を除去する上でとても有利だ。ひとつの素材で複数の環境ホルモンと医薬物質を処理できるため、全体的に下水処理費が安くなる。