百瀬格さん「韓国人の無計画性を表した大運河」(2)
もともとは『韓国人になりたい日本人』という題名を考えていたという著書『皆さん、本当にイライラするでしょう』は、韓国に対する著者の愛情がにじみ出ている。韓国に対する観察も鋭い。朴泰俊(パク・テジュン)元浦項製鉄会長は「百瀬格さんは日本人なのにきついことをよく言う。しかしそれがほとんど合っている」と話す。
本書には、韓国の‘国家ブランド’を高めるために必ず解消しなければならない問題点から、南北(韓国・北朝鮮)会談に対する助言に至るまで、韓国が耳を傾けるべき部分が多い。その中には「大運河事業」に対する忠告、頻繁に言及された韓国の「租税制度」に関する議論がある。まずは大運河。著者が見るには、韓国人の欠点である無計画性が極端に表れたケースがまさに大運河事業だ。