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百瀬格さん「韓国人の無計画性を表した大運河」(2)

2008.10.23 16:55
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 もともとは『韓国人になりたい日本人』という題名を考えていたという著書『皆さん、本当にイライラするでしょう』は、韓国に対する著者の愛情がにじみ出ている。韓国に対する観察も鋭い。朴泰俊(パク・テジュン)元浦項製鉄会長は「百瀬格さんは日本人なのにきついことをよく言う。しかしそれがほとんど合っている」と話す。

本書には、韓国の‘国家ブランド’を高めるために必ず解消しなければならない問題点から、南北(韓国・北朝鮮)会談に対する助言に至るまで、韓国が耳を傾けるべき部分が多い。その中には「大運河事業」に対する忠告、頻繁に言及された韓国の「租税制度」に関する議論がある。まずは大運河。著者が見るには、韓国人の欠点である無計画性が極端に表れたケースがまさに大運河事業だ。

 
「第1は物流のために、第2は観光のために、第3は治水のために推進すると話していましたが、最近では川辺も整備し、洪水も防止し、生活用水問題も解決し、物流と観光効果まで帯びる多目的総合ギフトセットに変身してしまいました。今では何のために運河を造るのかも分かりません。本にも書きましたが、効率性のない大運河よりも21世紀のシルクロード‘ソウル-平壌(ピョンヤン)-ヨーロッパ’をつなぐ高速列車事業を進めるべきだと思います」。


百瀬格さん「韓国人の無計画性を表した大運河」(3) 百瀬格さん「韓国人の無計画性を表した大運河」(1)

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