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‘韓国版金融危機’の恐怖感…予想より大きかった

2008.10.23 09:36
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百薬が無効だった。金融と建設を合わせた政府の全方位安定対策にも市場の不安は消えずにいる。これは病がそれだけ重いという傍証だ。不安の核心は建設市場と為替相場だ。

22日の総合株価指数(KOSPI指数)急落を誘ったのは建設業の墜落だ。この日の建設業種指数は8.03%下落した。造船業を含む運輸装備(マイナス10.46%)に次いで下げ幅が2番目に大きかった。

 
証券市場専門家らは前日に出された政府の建設市場安定策を、新政権発足以降に出された対策の中では最も画期的なものと評価する。それにもかかわらず効果は建設会社の短期的な資金難を減らす程度にとどまるとみている。根本的な問題である住宅価格下落を止めるには力不足ということだ。ハナ大投証券のチョ・ジュヒョン研究員は、「小幅な利子負担緩和や貸付限度拡大で住宅需要を刺激することはできない」と診断する。建設市場の低迷はそのまま金融業界の資金の流れにも影響を与える。不動産を担保にして事業を行うプロジェクトファイナンシングを含む貸付の一部が焦げ付いた場合には、資金を貸していた金融機関も影響を受けるためだ。

激しく上下する為替相場も株価の脚を引っ張っている。この日のソウル外為市場でウォンの対ドル相場は42.9ウォンのウォン安ドル高となる1ドル=1363ウォンを記録した。300億ドルを供給し、銀行の対外債務に1000億ドルの支払い保証を行う政府の強力な外為市場対策も、国内市場で株を売り本国に送金する外国人の需要を防ぐには力が足りなかった。

韓国投資証券の金学均(キム・ハクキュン)首席研究員は、「米国と欧州がすでに沈滞局面に入っている上、中国も成長率が1けたに落ちるなど不安な姿を見せている」とし、各産業部門で企業の業績が悪化するのは避けられないと話している。

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