政府とハンナラ党が金融危機を打開するための対策のうちのひとつとして市銀の対外債務に対する政府の支給保証案を出した。銀行の外貨借金に対し3年間、政府が支給保証をするというのが核心だ。党政は「その規模が1000億ドルにのぼる」と見通した。しかし与党の望みどおり順調に成立するかは未知数だ。国会同意手続きという関門があるからだ。
ハンナラ党は19日、3党の院内代表と政策委議長が集まってこの問題を論議することを提案し、民主党は、ハンナラ党と両党院内代表がまず会おうと逆提議した。20日午後2時ごろ会う予定だが、会同範囲は決まらなかった。任太熙(イム・テヒ)ハンナラ党政策委議長は「先進国がすでに(支給保証)措置をしている」とし「世界的な金融危機にあってこれを乗り越えるためにはファーストトラック(fast track=迅速処理)が必要」と述べた。また「国難を受けないためにも野党の参加を希望する」と要請した。趙允旋(チョ・ユンソン)スポークスマンも「韓国国会が速やかに同意案を処理するとなれば、国際金融市場に肯定的なメッセージを与えることができる」と強調した。