国史編纂委員会(国編)が歴史教科書修正のためのガイドラインを出した。国編が16日、教育科学技術部(教科部)に送ったガイドラインはこれまで左偏向指摘を受けてきた「高等学校韓国近・現代史教科書」を修正するのに非常に有用で適切なものと評価される。
国編のガイドラインのうち最も歓迎する部分は「民族史に対する自負心と愛情」を強調しなければならないという原則だ。これはすなわち子供たちに歴史を教えなければならない理由でもある。どの国でも歴史教育を通じて未来の市民たちに自国に対する自負心と愛情を育てることで社会統合を実現させようとする。こうした点で歴史教科書は、歴史学者たちの論文と違わなければならない。教科書は学者一人ひとりや特定学派の主張よりは広範囲な国民的合意と国家的志向点を盛り込むべきだ。