北、ヒル米国務次官補の訪朝時「大胆な解決策」を提案
北朝鮮当局が、核検証問題を協議するために訪朝したクリストファー・ヒル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)に「大胆かつ画期的な解決策」を提案、最後の通牒をしたものとみられると、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙の朝鮮新報が6日、報じた。
北朝鮮の立場を代弁する朝鮮新報は、かつて北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議が厳しい局面を迎える度、朝米間で秘密裏に行われた交渉の内容を公開し、米国に圧力を加えてきた。
朝鮮新報はこの日「ブッシュ米政権に提供された最後の機会」という見出しの記事で、「ブッシュ政権が(最後の通牒に)呼応すれば、韓半島の情勢が大きく好転できる」とした後「万が一、合意に至らなければ6カ国協議という枠組みは崩壊に危機に陥る可能性がある」と強調した。