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ウォン安、一時1ドル=1200ウォン割り込む

2008.09.30 08:09
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ソウル外為市場でドル不足からウォン安ドル高が一気に進んだ。

29日のウォンの対ドル相場は、先週末より28.3ウォンのドル高の1ドル=1188.8ウォンを記録した。2004年1月29日以降4年9カ月ぶりのドル高水準となる。同日午後には一時1ドル=1200ウォンを割り込む場面もあったが、外為当局が手持ちのドルを供給したことで上昇幅はやや縮小した。ドル相場は22日からの6営業日の間に49.10ウォン上昇した。

 
米国の金融不安の余波で海外からの借り入れが途切れたことで‘ドル枯渇’が続いている上、輸出業界の月末・期末のドル決済需要が重なりこの日の相場は急騰した。企画財政部の崔鍾球(チェ・ジョング)国際金融局長は「外為市場の安定のため、必要なら措置を取るだろう」と述べている。

三星(サムスン)経済研究所の権純旴(クォン・スンウ)マクロ経済室長は「外為市場にドルが不足している上、経常収支赤字も続くことが予想され、ドルがさらに上がるとの見方が多い」と話している。

総合株価指数(KOSPI)も先週末より19.97ポイント下落した1456.36ポイントでこの日の取引を終えた。株価は米国の金融安定法案が大筋で合意に達したとの報道から上向きで取引を開始したが、ドル急騰により投資心理が急激に冷え込んだことから下落に転じた。

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