仁川壅津郡延坪島(インチョン・オンジングン・ヨンピョンド)に基地を置く仁川海警特攻隊員たちは、最近、重い保護ヘルメットをはずせる日がない。秋のカニの出荷の時期を迎え、中国漁船の不法漁労がその勢力を伸ばしている。特に北方境界線(NLL)を出入りしてかくれんぼうのように操業をすることから1日3~4回出動する日も多い。
延坪島から済州島に至るまで西南海域のあちこちで中国漁船の不法漁労を取り締まるための戦争が起こっている。中国漁船たちはカニ、いしもち、イカなどを追って群れて集まり、韓国の漁場を荒廃化している。海警は延坪島などに特攻隊を常駐させて対応しているが力不足だ。数的にも多人数には勝てない上、刀、斧、鎌などを持つ中国漁船たちの抵抗はますますひどくなっている。もともと足りない魚類資源を一気に処理して行くことから韓国漁民たちの懸念もますます大きくなっている。