米国が中国・ロシアなどの反対にもかかわらず、北朝鮮に過度に厳しい核検証を求めたために、核問題をめぐる朝米間の合意がこう着状態に陥ったと、米紙ワシントンポスト(WP)が26日、単独で入手した国務省文書の内容として報じた。
米国務省の非拡散専門家が主導して作成したとされる4ページの同文書で、米国は、核開発計画に関連があるとみられる地点・施設・位置を対象にした全面的な接近を求めている。
同紙の報道によると、同文書には、査察官の写真、映像撮影だけでなく、必要な場合はいくらでも持続的にその地域を訪問し、サンプルを採取または廃棄できるようにすべきだ、という提案も記されている。