日本の代表的保守派政治家である麻生太郎自民党総裁が24日、首相に就任した。就任と同時に同氏は閣僚17人のうち12人を変えて新しい内閣を発足させた。新閣僚の中には独島(トクト、日本名:竹島)領有権の教科書明記を主張したり、軍隊慰安婦の存在そのものを否定したり、あるいは核武装を主張したりする極右派の人物が含まれている。そして何より「創氏改名は朝鮮人が自ら望んでした」「幸いに朝鮮戦争が起こってくれて日本は回生の機会をつかんだ」など、政治家麻生氏が吐き出した妄言もはっきり記憶する我々としては、期待より懸念が先に立って当然だ。
麻生氏は就任のコメントを通じて「日本を明るくて強い国にするのが本人に付与された使命」とし「この身を捨てて難題を解決する」と語った。3転4起の挑戦の末、総裁の夢は成し遂げたが、同氏がその夢を広げることができる機会をもてるかは未知数だ。遅くても11月初めに実施される総選挙で、自民党が勝利することができなければ同氏は日本の歴史上、最短の首相に終わる。自民党に背いた民心を考えれば、決して容易ではない挑戦だ。