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【時論】金正日権力の空白と余白

2008.09.25 18:07
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 金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の‘臥病説’を北朝鮮当局が複数の通路で否定している。 しかし金正日委員長が40日間も姿を見せておらず、次第に既定事実化しているようだ。 金委員長一人に党・軍・政のすべての権力が集中している北朝鮮権力構造の特性を考えると、金委員長の臥病は、権力構造の変化を触発するほどの爆発力を持っている。 最も大きな関心事は内部権力闘争発生の可能性だが、現在としてはその可能性は大きくないようだ。

これを具体的に判断するには、現在の状況を2つに分けて仮定する必要がある。 一つは、金委員長の状態が統治ができないほど悪く、権力が‘空白’になった状況であり、もう一つは、権力運用に一定の‘余白’が生じたものの相当部分は金委員長がずっと統治力を行使できる状況だ。

 
金委員長の政治的不在で、個人または代案勢力がこれを埋めなければならない‘空白’状態なら、権力エリート間の葛藤や闘争の蓋然性は十分だ。 一方、単純な‘余白’水準なら、全的な統治権委譲ではなく必要分だけの統治権委任でこれをカバーできるはずだ。 この場合、権力闘争の可能性は大きくない。

「支えれば立ち上がれる状態」「歯みがきができる状態」という国家情報院(国情院)の報告内容と、「言語駆使と思考活動状況に支障はない」という中国当局の説明を総合すると、現状態は‘空白’よりも‘余白’に近いと考えられる。

もう一つの注目すべきポイントは、北朝鮮の権力エリートの態度だ。 彼らは大きく次の2つの集団心理に基づいて自身の行動を決定することになるはずだ。 まずは共倒れ防止心理だ。 エリートが権力の空白や余白を先に獲得しようと争った場合、ともに亡びる恐れがあるという判断が作用しうる。 こうなれば牽制と均衡のメカニズムが自然に作動するはずだ。 同じ脈絡で、9月8日の政権創建60周年記念中央報告大会で金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が異例にも「金正日指導者に捧げる5大権力機関の祝賀文」を朗読したのは、金委員長に対する忠誠の決意と理解できる。

二つ目は既得権維持心理だ。 金日成(キム・イルソン)主席と金委員長は体制と政権維持の手段として「将軍様がいなければ我々もいない」という運命共同体意識を強調してきた。 最高指導者と核心権力エリートの運命が分離することはあり得ない、という認識を植え付けてきた。 実際、北朝鮮のエリートは忠誠と服従の見返りに特権と特恵を受けてきた。 彼らは金委員長がいない権力の空白状態を危険と見なすしかなく、現体制の固守が最も合理的な選択だと判断するだろう。

北朝鮮の権力エリートのこうした心理は後継構図に反映されるはずだ。 彼らは世襲だけが権力の余白や空白を埋める最善の代案だと判断するだろう。 60年間築いてきた「白頭革命の歴史的な根源」と「主体思想と先軍思想の正当性」を継続することが権力闘争を防ぎ、政治的な衝撃と人民の動揺を最小化する事実上唯一の案であるからだ。

しかし一つ問題が残る。 世襲候補群の幼い年齢と脆弱なリーダーシップだ。 これを補強するために北朝鮮権力エリートが選択しうる現実的な方法は、集団指導体制権力構造を付け加えるというものだ。 政治(党)と行政(国家)の分立を通じて、団結の中心である党は金正日の後継者が預かり、行政の中心である国家は金正日委員長の側近が布陣する形態を構想することができる。

北朝鮮は「主体の太陽(金日成)」と「先軍の太陽(金正日)」を経て浮かぶ太陽を意味する「白頭山(ぺクドゥサン)の日の出」を後継者とする作業に着手するとみられる。 この作業は首領中心の絶対主義体制から首領と核心権力エリートの相対主義体制への変化を構築する新しい実験になるはずだ。 従ってわれわれは金正日以後の北朝鮮体制の行方に対して慎重な態度を守りながら注視する必要がある。

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