現代（ヒョンデ）自動車が米国内の広告代行社を変えることにした。 海外メディアによると、現代車米国法人（ＨＭＡ）のイワニック・マーケティング担当副社長は最近、「来年４月から広告代行社を自社の系列会社である‘ワールドマーケティンググループ’に変更する」と明らかにした。

ワールドマーケティンググループはその間、ＨＭＡの広告執行を総括してきた会社。 したがって今後は系列会社が広告制作までも担当するということだ。 イワニック副社長は「米国だけでなく全世界マーケティングを一つに統合するためのグローバルブランド戦略」と説明した。

現代車の米国広告を担当してきたグッドビーは昨年４月から「一度考えを変えてみれば…」（Ｔｈｉｎｋ　ａｂｏｕｔ　ｉｔ）というイメージマーケティングを行ってきた。 「自動車内にコップホルダーよりエアバッグの数が多ければいけないのか」というテーマを投げかけ、‘現代車＝安い車’という米国消費者の固定観念を変えることに力を注いだ。

今年１月のスーパーボール中継で登場した「ジェネシス」広告も総括した。 「ベンツＳクラスの大きさに価格はＣクラス」とし、ジェネシスやベンツと比較した。 しかし「ジェネシス」の販売実績は低調だった。 ６月末に米国で発売された「ジェネシス」は先月まで販売台数１８２６台にとどまっている。

もう一つの要因は費用。 系列会社のワールドマーケティンググループに広告を任せた場合、費用を抑える方法があるからだ。 ＨＭＡは昨年４億５５００万ドル、今年上半期は１億５５００万ドルを広告費に使っている。