産業(サンオプ)銀行は7月中旬から、14日(現地時間)に破産保護を申請したリーマン・ブラザーズと株式取得交渉を繰り広げていた。 仮に産業銀行がリーマン・ブラザーズの買収に成功していれば、どういう展開になっていたのだろうか。
産業銀行の買収発表でリーマンは危機を克服しただろうが、その後に出てくる不良債権問題のため産業銀行までが危険に陥っていたはずだ、というのが金融圏の投資銀行(IB)専門家らの分析だ。 産業銀行は国策銀行であるだけに、リーマンが正常化しなければ、莫大な政府財政までも投入される可能性があった、ということだ。